4年くらい前に、友人の結婚式の2次会の余興としてVn弾くことになってしまい、それ用のマイクと一緒にコレ買ったんですよー。
← ART Tube MP StudioV3 \14,800
今だとサウンドハウスで\6500で売ってるっていうなんて破格っぷり!
コレなにかっていうと、マイクやギターなどのブリアンプなんです。
じゃあプリアンプってナニよってことになるんですが、
インピーダンスのでかいもの、つまり誤解を恐れずに言ってしまえば、
ギターやマイクのような入力音の小さいシロモノの音を、増幅して送り出す装置なのです。
え、「じゃあミキサーとかオーディオインターフェースのゲインをギュイーンてあげりゃいいじゃん」て?
たしかにそれでもどうにかなるっちゃなるんですが、 大抵、
・ノイズが乗りやすくなる
・なんか高音が削れる
・音がチープでなんかイヤ
とかなんだかんだで、満足いく録音ができません。
もちろんそのあたりの機能がちゃんとしてる装置を買えば、結構いい感じになるとは思うんですけどね。
不幸にも自分のオーディオインターフェースのマイクプリはイマイチでして、
特に音がなんか貧相になってしまい、オーディオI/Fを通すと実に微妙な感じになってしまうと。
で、間にコレを挟むと、Mid域が実にふくよかにブーストされていい感じに聞こえるんですよ。
コイツは中に真空管が内臓されてるのですが、流石良き時代のレガシーパーツ、侮れない。
でもコイツは弱点があって、
・ふくよかになるけどジリジリノイズが乗る
ココは問題です。
ライブで演奏するならまだしも、宅録となったら ノイズは聞いててモロバレしてしまうのでマズイ。
もっとも自分の部屋なんてPCなどもアース対策などしてるはずもなく、
そのあたりのノイズの影響を受けてるのかしら?と思ったらどうやらそうでもなさそうで、
結論的には
「真空管がダメ」
ということらしい。
なので、機会があったらその時にでも~と思いつ早3年強。
今まで遊びに使っていた機材も最近本格利用されるようになって、コイツもそのターゲットに。
そしてこれ通してマイク取りでもしようかなと真空管に火を入れたら、
「ズザーーーーーー!!!」
ゲーーーーーーー!こりゃあかん!
ということで、新たにケーブルやらマイクを買うついでに、ノイズの少ないだろう真空管も調達。
そんな真空管がこやつです。
ELECTRO-HARMONIX
12AX7EH \1,280
ホントにノイズ少ないのかはともあれ、安いし評判も悪くないのでお試しに。
で、差し替えてみたら、
「すげーーーーーー!」
ノイズは少ないわ、音はスッキリするわでいいことづくめ。
それでいてふくよかさは失われないんだから望んでたことが一気に解決です。
比較の為右が元々入っていた真空管、左はおニューのやつです。
ちなみに色々な真空管があるそうで、これらは「プリ管」と呼ばれてます。
この規格を採用してるギターアンプからマイクプリは色々あるそうで、
真空管の違いで音の違いを楽しんでいるそうな。
なんかオーディオの世界みたいな感じですな。
つことで、元々入ってたプリ管はお蔵入りですな。サラバである!
これで心置きなくアコギの録音にとりかかれますだー。